生物環境室

生物環境室

海・山・川・里いろいろな場所で、生物を中心とした環境調査を行っています。沖縄独特の自然環境の中で生物調査の重要性は、動植物の保全、開発の影響予測と評価、教育的資料の収集、自然環境の再生、自然資源の利用・管理方法など、多岐にわたるようになりました。経験豊富な専門チームが、計画作成から、調査・分析、報告書作成まで親身に対応いたします。

業務内容

  • 空港建設、ごみ処理場施設整備などの環境影響評価(環境アセスメント)
  • 道路造成、農業用ダム改修、港湾建設などにともなう自然環境調査
  • 絶滅が危惧されている動植物の移動、移植計画の立案・実施
  • 動植物プランクトンや付着藻類、昆虫類の同定
  • 巨樹、巨木調査、樹木の健康度調査
  • 自然再生計画、森創り計画の立案
  • 博物館の展示資料作成(植物、藻類、昆虫標本など)

陸域・陸水域 調査内容

【陸域】森林・草原・里地・海岸など

鳥類調査

沖縄県は地質・地形や地理的特徴などと相まって、多様で豊かな自然環境が形成されています。生物では、固有種をはじめ、北限種や南限種が多いのが特徴的です。それと同時に、生態系を撹乱する外来種も多く見られます。これら身近な自然環境から、重要な生態系を構成する陸上生物について調査します。

【陸水域】河川・湖沼・湧水地・湿地など

付着藻類調査

沖縄県の陸水域には、生態的、進化学的、生物地理学的にも重要な動植物が少なくなく、種多様性や特異性を保全することが重要です。しかし、県内の陸水域は規模が小さいため開発の影響を受けやすい状況にあります。私たちは生物多様性・地域特異性の維持と開発の調和を図るために調査を行います。

  • ■動物相調査(哺乳類、鳥類、爬虫類、両生類、昆虫類、オカヤドカリ類、陸生貝類、土壌動物、魚類、甲殻類など)
  • ■植物相調査(維管束植物、大型藻類)
  • ■顕微鏡による微細藻類の分析
  • ■植生調査、植生図作成
  • ■巨樹、巨木調査、健康度調査
  • ■標本作製

海域 調査内容

サンゴ類、海藻草類

潜水調査

サンゴ礁生態系の一次生産者として重要な役割を担うサンゴ類、海藻草類。私たちに多くの恵みをもたらす基盤となるこれら動植物について調査します。

魚類、底生動物

ウミシダ(左)とモンツキカエルウオ(右)

海には多くの魚類や底生動物(貝類、甲殻類などの無脊椎動物)が生息しています。中には絶滅危惧種、水産有用種に該当する種もあり、それらの生息状況を調査します。

  • ■動植物相調査(サンゴ・海藻草類・魚類・大型底生動物)
  • ■各種動植物同定(サンゴ、海藻草類など)、モニタリング調査
  • ■水中ビデオ撮影
  • ■標本作製
  • ■潮間帯生物調査(動物・植物)
  • ■動植物プランクトン調査
  • ■魚卵、稚仔魚調査
  • ■ウミガメ類調査

海と陸の環境再生と創出の検討・実施・提言

絶滅が危惧されている動植物の移動・移植

サンゴ移植

絶滅が危惧される動植物の生息・生育環境の調査を行い、生態的特徴や、科学的根拠を基に、移動・移植に関する方法や実施の検討、移動・移植先の選定・整備を行います。

自然の再生・創出計画

水辺 環境創出 計画立案

動植物などの調査結果より、対象地に適した実現可能な自然再生、創出計画を策定します。また、再生、創出後の適切な管理、利用計画も提言いたします。